朝ドラ「ちゅらさん」で祥子ちゃん役 山口あゆみさんはドラマの設定と同じミュージシャンと結婚、二児の母として毎日充実
芸能活動は再開準備中
芸能活動は2020年にゲスト出演したドラマ「相棒19」(テレビ朝日系)を最後にお休み中。
「そろそろ再開したいなと思っています。出産し子育てを経験し、母親役も演じやすくなりました。『女優をもう一度やりたい』と堂々と言えるよう、出産後に20キロ増えた体重を、縄跳びや筋トレで死ぬほど努力して17キロ落としました(笑)。ファスティングマイスターの資格をもっていて、食事もちゃんととりながらだったのでリバウンドはしていませんよ」
独身時代から顔馴染みのボクシングジムで、受け付けを手伝っている。
「知り合いの縁があったので、芸能活動と両立できるよう融通を利かせてくれるんです。今は、子育て以外だと、このパートに入る前の早朝に、“暗闇バイクフィットネス”で汗をかくことにハマっています。集中できるのでオススメですよ!」
美貌を保っているのは、このおかげか。
さて、さいたま市出身の山口さんは、中学生だった1996年、母親の友人の勧めで第1回タニプロモーション新人タレントオーディションに挑戦しグランプリを獲得。同年、ドラマ「刑事追う!」(テレビ東京系)でデビューし、2001年から放送の「ちゅらさん」で注目された。
「パート3で出産シーンを演じることになったとき、助産師の友だちにホンモノの出産の場面を写したビデオを借りて参考に。そのせいか、演技に力が入りすぎちゃったかな、と思っていたんですけど、実際にお産を経験したら、あのお芝居で間違いじゃなかった(笑)。『ちゅらさん』の現場は本当に楽しかったです。主人公の古波蔵家の方々──田中好子さん、堺正章さん、おばあ(平良とみ)によくしていただきました。撮影現場以外のところでも仲良くしてくださったのは、看護師の先輩役だった佐藤藍子さん。藍子さんも私もミニチュアダックスフントを飼っていたので、一緒にダックスを連れてカフェでお茶したりしていました」
2001年から2年、人気バラエティー番組「王様のブランチ」(TBS系)でリポーターを務めた。
「何百人も集まったオーディションでは特技を披露するよう求められ、私はこれといったものがないので、アヤトリで東京タワーを作ってみせました。『絶対ダメだったな』と思ったら合格でビックリ。同じブランチリポーターだった新妻聖子チャン、水野裕子チャン、安めぐみチャンと仲良くなり、誰か1人の部屋に集まって流行の歌をかけておしゃべりして……青春でしたね」
(取材・文=中野裕子)