ピエール瀧「麻雀放浪記」公開で“自粛”の流れは変わるのか
コカイン使用容疑で逮捕されたピエール瀧容疑者(51)が出演する映画「麻雀放浪記2020」(白石和彌監督)の公開が決まった。再編集などは行わず、ノーカットで予定通り4月5日から全国51スクリーンで上映される。
東映の多田憲之社長は20日の会見で「作品を待ちわびているお客さまに、すでに完成している作品を公開しないという選択肢はない」と述べ、同席した白石監督は「基本的には作品に罪はない」と理解を求めていた。
この知らせに、ネット上では「公開に踏み切ったことは素晴らしい」「この判断はありだと思う」「この選択を支持したい」と決定を後押しするコメントが相次いでいる。もちろん「公開はやめるべき」「責任意識が欠如している」といった“否定派”も少なからずいるが、今のところ支持派がやや優勢といったところか。
瀧容疑者を巡っては、NHK大河ドラマの降板、CMの差し替え、CDの回収などが進んでいる。業界全体の自粛ムードに、音楽家の坂本龍一(67)は自身のツイッターで「なんのための自粛? 聴きたくない人は聴かなければいい。音楽に罪はない」と持論を展開してみせた。