鍛えて酒が強くなった人ほど危ない…急に“千鳥足”その元凶は?
急に酔っぱらう人のなかには病気が隠れていることも。例えば肝臓の病気だ。肝臓に問題が起きればアルコールの代謝能力が落ち、脳への影響は長く、広範囲に広がる。
「肝臓に脂肪がつく程度では代謝が落ちることはありませんが、肝硬変が進むとすぐに酔いが回ります。糖尿病も“千鳥足”の原因です。糖尿病性の神経障害を患っていると、足の感覚が麻痺している場合があります。しかも、その中には、お酒好きが高じてアルコール性末梢神経障害を患っていることも。そうなると、普段は意識していなくとも、ちょっと酔っぱらうだけで足に力が入らなくなり、千鳥足になるのです」
過去のお酒の強さを過信し千鳥足となって転倒、骨折するのはバカバカしい。心当たりがある人は気をつけよう。