体が休まり疲れも取れる 「うつぶせ睡眠」はメリット多し

公開日: 更新日:

「人間は睡眠中に腹式呼吸をしていて、肺は横や背中側に大きく膨らみます。あおむけに寝ていると、横や背中側に開くはずの4番目から10番目の肋骨がブロックされて、動きが妨げられてしまいます。逆にうつぶせ寝は、胸式呼吸の際に開く1番目から3番目までの肋骨の動きをブロックして、4番目から10番目の肋骨は開きやすくなります。自然に腹式呼吸になるのです」(菅原氏)

 腹式呼吸は1回の呼吸で空気を換気できる量が多い。肺が大きく膨らむ分、筋肉も大きく動くので、代謝がアップする効果もある。

「うつぶせ寝はよだれや痰(たん)も排出されやすくなります。よだれや痰は、吸い込んで体内にたまった菌を体外に排出する役割があります。あおむけに寝ていると、よだれや痰は気管と食道の間を行ったり来たりしている状態になり、体内で増殖してしまうのです」(菅原氏)

 うつぶせ寝はメリットだらけなのだ。

■呼吸しやすい体勢を探す

 ただし、うつぶせに寝る時は、正しい体勢を意識することが重要だ。写真を参考に、重力に身を任せつつ自分なりに呼吸がしやすい楽な体勢を探してみよう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭