肉、卵、チーズで長寿…目からウロコ「沖縄式健康法」とは?
メタボが気になるサラリーマンにとって、脂身たっぷりの肉料理などもってのほか――。そう思っていたら、長寿のためには「どんどん肉を食べた方がいい」と主張する医師が沖縄にいた。沖縄県民の平均寿命が下がったのは肉と脂を減らした和食化が原因ときっぱり。直撃して話を聞いた――。
「沖縄は長寿県のイメージですが、最新のデータでは男性が全国30位、女性が3位と順位を下げています。一般には食事の欧米化が原因といわれていますが、本土復帰前後の時期の方がカロリーや脂肪の摂取量が多く、それ以降摂取量は減少し続けました。最近ではカロリー、脂肪とも全国平均を下回っています。私は、むしろ食の和食化が沖縄県民の寿命を縮めていると考えています」
こう言うのは沖縄県那覇市の「こくらクリニック」渡辺信幸院長だ。
これまで10年余り離島の医師として奮闘。厳しい環境の中、「治療より予防が大事」と考えるように。住民の肥満解消のため、運動と食事制限を指導したが長続きしない。最小限の食材で必須栄養素を全て取れる食べ物はないものか――。