【慢性心筋梗塞】 毎日何種類も薬を飲み、定期健診を続けるも4度目のカテーテル治療

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 血圧、血液検査に始まり、カテーテル(冠状動脈造影)検査、CT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像装置)検査など10種類以上受けた後、「バルーン療法」を受けた。

 脚の付け根にある血管から、カテーテルの先端についたバルーン(風船)を差し込み、血栓で狭くなっている冠動脈を膨らます療法だ。血管を正常に広げた後、バルーンをしぼませて外に取り出す。

「治療中の痛みはないのですが、数カ月も経つと、再び血管が狭くなるそうなんです。その後、2カ月に1回、定期検診を受けておりましたが、3度目の入院で動脈の内側に、やはり脚の付け根から『ステントグラフト』を入れる手術を行いました」

 ステントグラフトとは、化学繊維でできた人工血管にステントという網目状になった金属製のバネを取り付けた器具である。血圧とこのバネの力で血管の内側を固定して補強し、血液をスムーズに流す療法で、ステントグラフト内挿術ともいわれる。

 しかし、この治療法も完全でない。

 内藤さんは毎日、抗血栓薬など数種類の医薬品を服用、定期検診も欠かせない。

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