がんや糖尿病にも…「いつもの疲労」に潜む重大病のリスク

公開日: 更新日:

 男性更年期障害では、下半身の衰えを伴うことも。EDまでいかなくても、勃起しにくい“中折れ”なども含む。

 早期発見かどうかで、天国と地獄に分かれるケースもある。

 Bさん(52)の「疲労」は、ふらつきも目立っていた。階段を駆け上がったり、椅子から立ち上がったりした時、ふらっとする。病院での検査結果は、大腸がんだった。

「疲労、体のだるさ、めまいとくると、貧血が考えられます。男性の貧血は深刻で、臓器からの出血が疑われます。その中でも怖いのは、がんによる出血。男性の5大がんといえば、大腸、胃、肺、肝臓、前立腺がんですが、胃と前立腺は高齢者に多く、肺がんは喫煙者、肝臓がんは肝炎ウイルス保持者に見られる。大腸がんだけが40代以降の年代のだれにでも見られるがんなので、“自分は大丈夫”などと思わないでほしい」

 がんの場合、体重減少や、休息しても取れない倦怠感も伴う。大腸のどこにがんができるかで、便に血が混じるといった“目に見える症状”が出にくいことがある。これも覚えておくべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…