膵臓がんリスク10~20倍増 医師に聞いた「膵炎」の怖さ

公開日: 更新日:

★症状は?

 急性膵炎では、上腹部痛や背部痛。急に起こり、痛みは次第に増し、エビのように体を丸めないと耐えられないほどの激痛になる。放っておいても治らない。

 慢性膵炎でも、同じように上腹部痛や背部痛が起こるケースが多い。しかし、痛みは「激痛」の場合もあるが、「重苦しい感じ・鈍痛」が多い。痛みが出たり、軽くなったりを10年程度繰り返し、やがて痛みが起こらなくなる。

「しかし、治ったのではない。膵臓の細胞が壊れすぎて、痛みを感じなくなってしまったのです」

 この頃になると、体重が落ちたり、膵臓が働かないのでインスリンが分泌されず糖尿病を発症したりする。

★死に至る?

 急性膵炎は、命に関わることがある。

「最新のデータでは死亡率は2.6%ですが、重症急性膵炎になると10.1%まで上昇します」

 慢性膵炎は、すぐ死に至ることはない。しかし、安心はできない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ