さらば栄養ドリンク 「疲労回復」は3つのコツだけで十分
「脳に快感物質が分泌され、疲れが薄れたように感じるだけだからです。せいぜい40度の湯に8分程度半身浴すれば、血行がよくなって疲れがとれます」
疲労回復には「睡眠」も重要だが、質の良い睡眠の妨げになっているのがイビキ。イビキをかくと呼吸の労力が通常の10倍になる。
「イビキ防止にはうつぶせや横向きで就寝し、あおむけにならないことが第一です。意識的にはできないので、背中にガムテープでテニスボールを貼り付けておくなどすると、あおむけ寝を“予防”できます」
疲労を回復するだけでなく、予防にも取り組みたい。梶本医師によると、ちょっとした3つのコツがあるという。
1つ目は「サングラスを使う」こと。目に太陽光が入ると、紫外線から体を守ろうと自律神経が高進し、疲れを助長する。普段からサングラスをかけるといい。
2つ目は「ゆらぎを作る」こと。自律神経は温度や光が一定でない方が疲れにくい。窓を開けたり、天井ファンを回したり、朝昼夕に散歩して違う質の日光を浴びると変化がつく。