千葉県で集団感染発生 「はしか」からどう身を守る?

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 2008年に沖縄のライブコンサートで発生した集団感染では、県内在住の20歳の男性が発熱・発疹がある状態でライブ会場に赴き、会場にいた13人が感染。他に会社の同僚と病院、近所の住人3人が感染した。その後、ライブ会場にいた1人が別のライブ会場で3人を、2人が家族ら3人に感染させ、計22人が麻疹を発症している。

■過去にワクチンを打っていても安心できず

 麻疹にかかったら、解熱剤を飲むなどして回復を待つほか手はない。

 怖いのは中耳炎、心筋炎、肺炎、脳炎などの合併症を発症する場合があること。幼児の中には「亜急性硬化性全脳炎」という進行性で致死的な中枢神経疾患を起こすこともある。

 ちなみに、日本では年間50人程度の子供がはしかで亡くなっている。

「それだけに予防法が大切なのですが、有効なのはワクチンだけです。感染者に接触した場合は、72時間以内にワクチンを接種すれば効果があるといわれています」

 中には「俺は過去に麻疹ワクチンを打っているから大丈夫」と思う人もいるだろうが、間違いだ。

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