吉永小百合さんも要注意? 手首の骨折は“ドミノ”のサイン

公開日: 更新日:

 萩野医師によれば、「骨折程度で済んでよかった」と安心するのはとんでもないという。骨折、中でも大腿骨近位部骨折を起こすとADL(日常生活動作)が低下し、認知症のリスクが高くなり、死亡率も高くなる。

「研究では、骨粗鬆症による大腿骨近位部骨折はその他の骨折より明らかに死亡率が高いという結果も出ているのです」

■大腿骨周辺の骨折で死亡率急上昇

 超高齢化社会で、骨粗鬆症患者は急増している。ところが、1300万人ともいわれる骨粗鬆症患者のうち、治療を受けているのは20~25%ほど。自分が骨粗鬆症だと認識していない人も多い。

 加齢とともにだれもが骨の強度は落ちるので、自分がどの段階にいるか、積極的な治療を受けるべきかどうか、まず知ることが先決だ。

 骨粗鬆症のサインとしては、「重いものを持つと腰が痛む」「立ち上がる時に腰が痛む」「起き上がる時に腰が痛む」「身長が縮んできた」「背中が曲がってきた」「転倒してしまった」などがある。

 しかし、腰痛は「以前からずっと」という人も多いだろう。高齢者といわれる年代になっても気持ちや見かけが若々しい人がほとんどの時代、該当する項目があっても、「まさか、自分が」と打ち消す人もいるはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主