ピアス穴が10cmの塊に “ただの傷”を甘く見てはいけない

公開日: 更新日:

(1)体質だからと、治療をせず放置される。
(2)テープの使い方を間違えている。
(3)手術はできても放射線の設備がないので、治療が中途半端。
(4)そもそも「治る」ということを医師が知らない。

「テープは2種類あり、一方は弱いステロイドで、一方は強い。前者では効き目が弱く、成人では、最初は強いステロイドのテープを用いたほうが良いケースがほとんどです。しかし、弱いテープから始めて、効果がないまま続けてしまうことがあります」

 ケロイドまで至ると、見た目の問題ばかりか、痛みやかゆみがひどくなる。
「眠れないほど」と訴える患者もいる。治るチャンスがあるのだから、大いに活用したい。

 ただし、患者側もそれなりの覚悟が必要だ。

「治療には時間がかかります。傷痕ができて3カ月後、肥厚性瘢痕ができてすぐに治療を開始した理想的な患者さんでも、3~6カ月はテープを毎日貼り続け、患部をあまり動かさないようにしなくてはなりません」

 何年も放置していれば、治療にはその数倍の年数がかかる。それでも「何もなかったかのよう」と感動するほどきれいになる。痛み、かゆみも消える。

 誰でも経験する(した)かもしれない疾患だからこそ、「もしも」の時のために知っておこう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も