塗り薬登場で劇的進化 ニキビ肌は「皮膚科」で治す時代

公開日: 更新日:

「赤く炎症する前のニキビで、白ニキビ、黒ニキビといわれる面ぽうの段階から使用できます。結果、ニキビ痕も残らない。その効果は高く、『ニキビが皮膚科で治る』と皮膚科医が自信を持って言えるようになったのです」

 ただし、ディフェリンゲルには副作用がある。赤み、乾燥、ピリピリ・かゆみなどの皮膚刺激などで、かなりの率で見られるという報告もある。ニキビ治療の目的が「ニキビ痕を作らない」「今後、長期的にニキビが新しくできないようにする」であることを考えると、ディフェリンゲルの副作用は、塗り薬を使用している数カ月の間だけの持続だ。患者への十分な説明が大前提だが、メリットに比べ、副作用は大きな問題にはならないとみるニキビ治療の専門家は多い。

 さらに2015年以降、「過酸化ベンゾイル」という塗り薬が登場し、またニキビ治療は進歩した。現在は、ディフェリンゲルに加えて、過酸化ベンゾイルが主流になりつつある。

「ディフェリンゲルが進化したもので、やはり白ニキビ、黒ニキビの段階で治すことができますし、ニキビをできにくくする効果も期待できます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動