乾布摩擦は本当に体に良いか

公開日: 更新日:

 寒い中、裸になってタオルでゴシゴシ。あれって風邪をひかないの? 秋津医院(東京都品川区)の秋津壽男院長が教えてくれました。

「乾布摩擦は2つの点で体に良いと言えます。ひとつは、裸になることで寒さに対する耐性ができます」

 現代は空調の効いた環境ばかりで、冬になっても寒さを体感する機会が多くありません。そのため、体が“冬仕様”になっておらず、急に寒いところに行くと、すぐに風邪をひいてしまう人が多いそうです。

 一方、定期的に乾布摩擦をして寒さを感じていれば、だんだん免疫力が上がっていき、風邪をひきにくくなるのだとか。

「もうひとつは、乾いたタオルで皮膚をこすることの効果です。毛細血管が刺激されて血行が良くなり、冷え症の改善につながります」

 寒いところで裸になると、体熱を逃がさないように皮膚表面の毛細血管がギュッと収縮します。そこで乾布摩擦をすると、今度は血管が拡張します。この収縮と拡張を繰り返すことで血流が促され、体温調節がスムーズにできるようになるといいます。週2、3回くらい行えば十分効果があるそうです。

「ただし、免疫力の低い高齢者や丈夫でない人が、いきなり寒いところで裸になるのは逆効果。そういう人は暖かい部屋で行うとよいでしょう」

 肌が弱い人、皮膚疾患がある人もNG。そうでなくても、強くこすりすぎないように!

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議