患者負担も軽減 大腸がん検査は“内視鏡よりCT先”の時代

公開日: 更新日:

「大腸がんは気になるが、事前に大量の下剤を飲むのが嫌」「お尻に内視鏡を突っ込まれたまま、検査を受けるなんて屈辱」。そんな理由から大腸内視鏡を敬遠する中高年は少なくない。しかし、大腸がんの死亡者数は男性3位、女性1位と高率。便潜血検査で陽性を告げられた人は詳細な検査を避けては通れない。ならば、負担の少ないCT検査を先に受けてはどうか? 100例以上の大腸がんCT検査を手掛ける「三井タワークリニック」(東京・日本橋)の斎藤達也院長に聞いた。

「大腸CT検査は内視鏡を使わない新しい大腸がん検査です。大腸を炭酸ガスによって膨らませて新型のマルチスライスCTを用いて撮影することで、大腸の3次元画像を得ることができます。別名、仮想(バーチャル)大腸内視鏡検査と呼ばれています」

 斎藤院長によると、CT検査は内視鏡検査に比べて、患者への負担がはるかに少ないという。

「検査当日は細いチューブを肛門から数センチ入れて炭酸ガスを注入し、大腸を膨らませます。その後、うつぶせとあおむけでCT撮影。チューブを抜いて終了です。検査室に入ってからおよそ10~15分程度で終了です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 2

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 3

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  4. 4

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  5. 5

    「クスリのアオキ」は売上高の5割がフード…新規出店に加え地場スーパーのM&Aで規模拡大

  1. 6

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  2. 7

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  3. 8

    189cmの阿部寛「キャスター」が好発進 日本も男女高身長俳優がドラマを席巻する時代に

  4. 9

    PL学園の選手はなぜ胸に手を当て、なんとつぶやいていたのか…強力打線と強靭メンタルの秘密

  5. 10

    悪質犯罪で逮捕!大商大・冨山監督の素性と大学球界の闇…中古車販売、犬のブリーダー、一口馬主