「治療法を任せる」と言われたら医師は喜ぶべき

公開日: 更新日:

 データは知っていても、それはすべて他人の情報であり、自分がどうしたらいいか、分からなかったのです。

 結局どうしたのかというと、友人の「君に必要なのはドクターだ」というアドバイスに従い、治療は自分の信頼できる医師に任せて職場に復帰されたそうです。

 ここで言うドクターとは信頼でき、自らのこれまでの経験や勉強の結果を患者の前にすべて提示し、一生懸命治療に取り組んでくれる医師のことを言います。この高名な医師は、その後次のようなことを書きました。

「あなたの人生だから、自分で選んでくれというだけの医師は過誤を犯しているのではないにしろ、自分の義務を矮小化している。医師は自分で責任を負わねばならず、患者に負わせてはならない」

 少なくとも医師が「先生」と呼ばれる以上、それが当然だと思うのです。

【連載】当事者たちが明かす「医療のウラ側」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”