特養には越境入所が認められています。たとえば、東京都の老人が、他県の施設に入ることが可能です。しかし実際には、現地のケアマネジャーが調査を行いますから、少なくともそのときは本人がその場にいる必要があります。また当然、地元住民を優先させる傾向が強く出ます。越境入所もかなり厳しいのが現実です。
介護保険が適用になりますが、居住費(家賃・水道光熱費)や食費などは全額本人負担です。そのため、施設によって料金に差が出ます。また最近は、各施設とも個室を増やすなどして、入所者の単価を上げる工夫をしています。都会の金払いのいい入居者なら大歓迎という施設が、地方には増えているともいわれています。