診療所数(関西圏) 生活保護受給者が多い西成区は6位
■昼間の人口が少ない阪神北地域も多い
大阪府全体では、東部の河内一帯(北・中・南河内)で、比較的低い数字が目立ちます。交野市(6.3)、柏原市(6.7)、枚方市(6.8)、河内長野市(7.3)などです。しかし、深刻に不足しているというほどではありません。
京都市も診療所の多い都市です。下京区、中京区といった中心地だけでなく、ほぼすべての区で11.0以上の数字を挙げています。日本最大の観光地ですから、体調を崩した旅行者も多く受診しているかもしれません。また府下では南丹市、福知山市、宮津市などの地方都市が10.0を超えています。
兵庫県では神戸市の中心エリアが高い数値を示しています。しかし注目は、大阪市と神戸市の中間にある阪神北地域です。芦屋市(13.7)、尼崎市(10.9)、西宮市(10.3)など、いずれも高い数値を示しています。ところが日中の人口は、10~20%も減るのです。関西圏の多くの医者が、それでも本気で開業したいと思う憧れのエリアなのです。