前立腺がんはがん検診に向いていない
もちろん、120歳まで生きたいという人にとって、80歳でも前立腺がん検診を受ける意義はあるかもしれません。また前立腺がんと一口に言っても、進行の速いものもあり、がん検診によって救われたという人もいます。
しかし、少なくとも「早く見つければ見つけるほどいい」というような単純な考え方は、前立腺がんに対してはあまりに危険です。
高齢者に多いがん、進行が遅いがんのがん検診は、「利益」に比べて、相対的に「害」のほうが多い可能性が高いのです。