6年前に結核患い…JOYさんは仕事との向き合い方を変えた

公開日: 更新日:

■心身ともに限界「仕事を休めることがうれしかった」

 そんなことが9カ月ほど続き、その間に10カ所以上の病院を受診したんです。いよいよ、仕事場でも立っていられない状態になり、帰宅後「もう限界だ」と思って深夜に救急車を呼びました。

 レントゲンと痰の検査で、アッという間に「結核」とわかりました。結核がどんなものかは知りませんでしたが、「入院が必要」と医師から聞いて救われた気がしたんです。とにかく、仕事を休めることがうれしかった。「みんなに迷惑をかけてしまう」という気持ちが浮かんでこないほど心身ともにつらかったのです。でも、それが長い闘いの始まりでした。

 結核は、結核菌を吸い込むことで起こる感染症で、肺をはじめとする器官の細胞を壊死させるため、放置すれば死に至る病気です。治療は、抗結核薬を投与しながら菌が出なくなるまで入院。さらに6カ月間は薬を飲み続けなければなりません。

 最初は「1カ月の入院」と聞いたのですが、状態が悪すぎて実際には3カ月と長期化しました。薬を飲むと、体が菌と闘うために熱が40度に上がり、眠れない日々が続きました。食欲も出ず、体もしんどくて、入院中はずっと具合が悪い状態。結核菌の数値は徐々に減っていくけど、身体的にはまったく良くなっている気がしません。むしろ入院前より悪くなっている気さえしていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も