夏の紫外線でリスク増 失明する目の病気に中高年は要注意

公開日: 更新日:

 太陽がまぶしい季節がやってきた。太陽光に含まれる強烈な紫外線が目にダメージを与えることは知られているが、とくに中高年が注意すべき目の病気がある。眼科専門医で清澤眼科医院(東京・江東区)の清澤源弘院長に聞いた。

「強い紫外線は短時間でも浴びると目の表面がやけどを起こして充血や角膜炎、ドライアイなどの急性障害を起こすことが知られています。しかし、より怖いのは長期間浴び続けることで、白内障や翼状片、あるいは加齢黄斑変性症といった、慢性の視力障害を起こすことです。また網膜色素変性症ではその進行が加速されます」

 白内障は目の中にある水晶体が白く濁り、視力に影響が出る病気だ。景色がかすんだり、光をまぶしく感じたり、物が二重に見えるようになる。放っておくと失明する危険もある。

「一般的には50~60代に発症する病気ですが、漁師や農家の方、サーファー、プロゴルファーやテニスコーチら紫外線を特別多く浴びる職業の方は発症しやすいといわれています。白内障の主な原因は加齢で、紫外線がどの程度関与しているかは個人差がありますが、リスクであることは間違いありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ