メガネかけてもよく見えない 心因性視力障害はどんな病気

公開日: 更新日:

■放っておいても失明しないが…

 原因としてユニークなのが「メガネへの憧れ」。メガネをかけている友達や先生のことを「かっこいい」と思う気持ちが視力低下を促すという。そんなケースには、「メガネだよ」といって“だてメガネ”をかけさせると、視力が回復することがあるという。

 ストレスが原因ゆえ一般に眼科的な治療法はないが、放っておいても失明することはなく、1年くらいで良くなることがほとんど。ただし、まれに脳腫瘍や先天性白内障など深刻な病気が隠れていることもあるから、一度は眼科を受診するのが無難だろう。その上で子供と向き合って、ストレス解消の方法を探るのだ。

「親が子供を膝枕したりして人工涙液などを点眼すると、スキンシップ効果でストレスが軽減。改善することがあります」

 親が深刻になり過ぎると、かえって「治りにくくなる」という。親は、子供の心の声に耳を傾けながらゆっくり向き合うしかない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動