シーズン到来も…あなたの目の充血は本当に「花粉症」か

公開日: 更新日:

 本格的な花粉症の季節がやってきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、昨年と比べて4.4倍と見込まれている。くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、涙といったつらい症状に悩んでいる人も多いだろう。中でも注意すべきなのが「目の充血」だ。

 この季節になると、「花粉症で目が充血している」と思っていたら、実は違う病気だったというケースが増えるという。花粉症と勘違いしやすい目の充血を伴う病気について、杏林大学医学部杏林アイセンターの山田昌和教授に詳しく聞いた。

①ウイルス性結膜炎

 ウイルスに感染して起こる結膜炎で、アデノウイルスによるものがよく知られている。

「夏にプールで感染するイメージが強いのですが、一年中見られます。目の充血、目ヤニ、涙といった花粉症に似た強い症状が表れます。多くは発病後10日ぐらいで症状が軽くなりますが、感染力が非常に強いので注意が必要です。風呂や洗面所で使っているタオルをはじめ、ドアノブ、吊り革、エレベーターのボタンなどを介しても感染します。花粉症だと勘違いして放置していると、あちこちで感染させてしまう危険があります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…