著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米の大学が開発 自分で貼れるインフル予防パッチの注目度

公開日: 更新日:

 アメリカでは、年間1万2000人がインフルエンザで亡くなっているといわれます。しかし、インフルエンザの予防接種を受ける成人は4割に過ぎません。

 そこで、もっと手軽に予防接種を受けられるようにと開発されたのが、「マイクロニードル」による予防接種です。

 それは、バンドエイドのようなものに微小な針=マイクロニードルが100個敷き詰められた“予防パッチ”。腕の手首に近い部分に貼ると、20分間で針に含まれたワクチンが肌に浸透する仕組みです。

 ジョージア工科大学で開発が進められ、このほど臨床実験が行われました。100人の被験者は、パッチで予防接種を受けるグループと、注射のグループに分けられ、28日後にその効果を比較。すると、パッチのグループの抗体レベルは、注射のグループとまったく変わりませんでした。

 パッチを貼ったグループは、医療従事者が貼った人たちと、一般のボランティアが貼った人がいましたが、効果に違いはなかったとのことです。

 貼った部分の肌が荒れるなどの副作用はあったものの、今後は実用に向けてもっと多くの被験者で臨床実験を繰り返し、改善していきたいと研究者は話しています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」