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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NYハーレムから、激動のアメリカをレポートするジャーナリスト。 ダイバーシティと人種問題、次世代を切りひらくZ世代、変貌するアメリカ政治が得意分野。 早稲稲田大学政経学部卒業後1991年NYに移住、FMラジオディレクターとしてニュース/エンタメ番組を手がけるかたわら、ロッキンオンなどの音楽誌に寄稿。メアリー・J・ブライジ、マライア・キャリー、ハービー・ハンコックなど大物ミュージシャンをはじめ、インタビューした相手は2000人を超える。現在フリージャーナリストとして、ラジオ、新聞、ウェブ媒体にて、政治、社会、エンタメなどジャンルを自由自在に横断し、一歩踏みこんだ情報を届けている。 2019年、ミレニアルとZ世代が本音で未来を語る座談会プロジェクト「NYフューチャーラボ」を立ち上げ、最先端を走り続けている。 ホームページURL: https://megumedia.com

米医学誌に研究結果 ペットの微生物が赤ちゃんを丈夫に

公開日: 更新日:

 ペットの犬が運ぶ微生物が、人間、特に赤ちゃんの健康に貢献しているという研究結果が発表され注目を集めています。

 アメリカでは、私たちの体や室内に存在する微生物の研究が盛んです。近年は、室内の消毒や空気清浄機などによる過度の清潔さが人間の免疫システムに誤作動を起こし、外界に過敏に反応してアレルギーやぜんそくを起こしているのではないかという説が強まっています。家の中にいるさまざまな病原菌が、体に抵抗力をつけて病気になるのを防いでいる――といわれているのです。

 そんな中、医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」が、「生まれてから3カ月以内にペットの犬や家畜と生活した赤ちゃんは、子供時代にアレルギーやぜんそくになりにくい」という興味深い研究結果を発表しました。

 農場で家畜と生活しているアーミッシュ・コミュニティーでサンプルを収集。外で活動することが多い犬は、56タイプの細菌を持ち込みますが、それが赤ちゃんの免疫システムを強くして、成長してから環境への過敏な反応を防いでいるのではないかと推測しています。もちろん、人間にとって有害な菌、たとえばサルモネラ菌などを持ち込むこともありますが、これは手を洗うなどのシンプルな対策で防げるといいます。また、ペットならなんでもいいかというとそういうわけではなく、猫、亀、カエルなどではあまり効果が上がらないとのことです。

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