働く中年層のための予防医療 ネット問診で待ち時間を短縮

公開日: 更新日:

MIZENクリニック豊洲(東京都江東区) 田澤雄基院長

 オフィスビルが立ち並ぶ東京・豊洲。同院は近隣で働くサラリーマン・OL層をターゲットに夜間診療(平日18~22時)を行っている一般内科クリニック。昨年春、5人の若手医師(28~30歳)によって開院したばかりだが、どんな考えで設立されたのか。

 管理責任者で、「医師」「研究者」「起業家」の異なる3つの顔をもつ田澤雄基院長が言う。

「すでに症状が出ている高齢者は積極的に医療機関にかかっていますが、持病を放置しがちなのは働き盛りの人たち。当院は、まだ合併症が出ていない生活習慣病や軽い急性期症状の患者さんを中心に、心と体の両面から診て病気を未然に防ぐ予防医療をコンセプトにしています。患者さんの7割は30~40代です」

 会社の健診などで生活習慣病になりかけの数値を指摘されても、会社員だとつい放置してしまう。

 その大きな原因は、「会社帰りに医療機関が開いていない」「忙しくて時間がとれない」などの時間的なハードルだ。夜間診療に特化したのも、その課題を取っ払う意味があり、医療機関側が患者の都合や生活スタイルに近づく医療を試みている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭