入院1日遅ければ…TKO木本武宏は好酸球性肺炎で死を覚悟

公開日: 更新日:

 すると、その3時間後ぐらいから、寝ていてもすこしずつ居心地が悪くなってきたんです。寝返りを打っても何をしても楽なポジションがなくて「なんでだ?」と思ったら、実は「苦しかった」んです。そこで初めて「息苦しい」ということに気づきました。その途端、息ができない! となって慌てました。「いやいや、おかしい」「オレ、パニクってる?」「落ち着け、落ち着け」なんて自問自答しながら、でも確実に息が苦しいので、慌てて救急車を呼びました。

■咳が止まらず肩身が狭かった

 救急で行ったのに待合室で待つこと30分。あとから来た小さい男の子があまりに苦しそうだったので譲ったりして、さらに待つこと15分。やっと名前が呼ばれてレントゲンを撮ったら、両肺が真っ白でした。肺炎であることは間違いありません。でも、肺炎の種類がわからないと投与する薬も決められないということで、今度は肺の組織を採ることになったのです。これが何よりつらかった。

 ただでさえ息ができないのに、まず片方の鼻の穴から管を入れられて肺の入り口まで通すんです。片鼻までふさがれて、もう死ぬほど苦しいわけです。さらに管の先から水を噴射するものだから、苦しすぎて咳き込んで口から水がブワッと噴き出しました。本当に死ぬかと思いましたよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」