写真家・加納典明さんは手術4度 恐怖より興味で前向きに

公開日: 更新日:

 オレは“勢いの人”でもあるけど(笑い)、こと病気に関しても徹底して「前向き」。そしてその裏付けは常に持っている。やっぱり、人がやらないことをやるからにはそれなりのリスクを背負うから、そのための考えがないとダメなんだよ。だから、病院のことも、医師の実績もちゃんと調べるよ。当然のことだね。

 それに、ひとこと言いたいのは医師との関係だ。インフォームドコンセントもたしかに重要だが、医師にも人故の個性や能力がある。基本、医師という職能でしかないわけだから敬意を払うのは当然としても、畏敬することは必要なく、対等の人間関係をもって対しなさいということ。そして、自身の病んだ状況をトコトン理解できるまで話すことだね。下手な遠慮は死を招くよ。

■「病気も生きていることそのものだ」と捉える

 40歳から年1回、人間ドックを受けているのも裏付けのひとつ。定期的に調べているから、時に病気が発見される。2009年には「初期の胃がん」が2回見つかり、いずれも内視鏡手術で切除した。翌年には「頚動脈狭窄症」で頚動脈内膜剥離手術を受けた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…