変な咳から難病発覚 大工原忍さん救ったアロマとの出合い
通院をやめてから実際にフランスへ出向き、医療グレードのアロマを扱う薬剤師と直接交渉して輸入を始めました。そして抗菌作用の強いアロマを選んで、毎日飲んだり、吸引やジェルに混ぜて胸や背中に塗布したりしました。
それを3カ月ほど続けた頃、ぷっつり行かなくなった病院から電話があり、「とにかく来なさい」ということで再び病院へ行きました。で、検査してみると、肺の白い影が小さくなっていたのです。これには医師もビックリしていました。その後も定期的に検査を続け、1年後には肺の影はほぼ消えました。再発しないように免疫力を落とさない生活習慣が今を支えています。
食材は無農薬、とりわけ自然栽培にこだわり、グルテンを控え、コンビニのものは食べません。洗剤も原料を選んで買いますし、味噌や漬物、化粧品、リンスなど自作するものが多くなりました。睡眠は7時間を心掛けています。そのすべてが功を奏したのでしょう。中でも、メディカルアロマの抗菌作用が私には効果的だったんだと信じています。
▽だいくはら・しのぶ 1974年、東京都生まれ。「メディカルアロマ」に興味を持ち、本場フランスで医療アロマの現状に触れる。2008年に株式会社エクサスコーポレーションを設立し、アロマスクールやサロンを展開。アロマに関する講演や執筆、商品の開発・監修など医療とアロマの懸け橋的存在として芳香産業全般に携わっている。日本オーソフィトセラピスト協会理事長、日本アンチエイジング歯科学会理事も務める。