42歳で大腸がん手術 金哲彦さんは大量下血にむしろ感謝

公開日: 更新日:

 新幹線のトイレで便器の中が真っ赤だったのを見たときは、スッと血の気が引きました。腹痛もないのに下痢のときのような水っぽいものが出たんですよね。いわゆる大量下血というやつです。 以前からトイレットペーパーに少し付く程度の出血はあったのですが、痔だと思っていました。真っ赤な便器を見て初めて「これは痔じゃないな」と思いました。

 でも、だからといってがんだとはこれっぽっちも思わなかったんですけどね。何の痛みもないし、体調管理にも万全を期してきましたから。ましてその日は、長野で行われたハーフマラソンにゲスト出場し、それなりのタイムで完走してきたばかりだったのです。

 当時、私は42歳でした。長野から帰宅してすぐに大腸内視鏡検査を受けにいきました。経験がある人はおわかりだと思いますが、大腸の中を空っぽにしなくちゃいけないので、前日から絶食して検査当日は朝から甘ったるい下剤を大量に飲まされました。それが手術よりもつらかった。トータル2リットルぐらいでしょうか。ガブガブ下剤を飲んではトイレに行くという行為を10回以上、繰り返すのです。ビールなら2リットルぐらい軽く飲めるんですけどね(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動