著者のコラム一覧
若林秀隆医師

リハ栄養、サルコペニア、摂食嚥下障害を特に専門とする。日本リハビリテーション医学会指導医・専門医。

椅子からのスクワットはフレイル対策に最適な運動

公開日: 更新日:

 高齢で食べる量が少なく、運動もあまりしないでいると、サルコペニアや骨粗しょう症を起こしやすくなります。サルコペニアで動かなくなると一層、骨粗しょう症やサルコペニアが進むという悪循環に陥ります。

 若い時は生活習慣病対策として、高齢になってからはサルコペニア・骨粗しょう症対策として、ぜひ運動を日常的にしていただきたいです。

 では、サルコペニア・骨粗しょう症対策の運動として何がよいでしょうか? たとえば、最近はあまり見かけませんが、ゲートボールは高齢者にとって筋肉維持に役立つ運動です。外でやるので日光を浴びることもいいです。

 日光は骨を丈夫にするビタミンDの生成を促し、骨粗しょう症対策にもなります。さらに最近、「血中ビタミンD濃度が高いと、がんリスクが男女ともに20%低下する」という研究結果が発表されています。

 もっといいのは、椅子からのスクワットです。下肢は筋肉量が多いので、ここを鍛えれば効率よく筋肉量を増やすことができます。外来でも患者さんにお勧めしています。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出