3月は自殺最多 独身の中高年男性は「4つのリスク」に注意

公開日: 更新日:

■コミュニケーションの相手を見つける

 では、自殺から身を守るにはどうしたらいいのか?

「学生時代の友達や家族や親戚、ボランティアや趣味の仲間など会社以外の人と積極的に交流することです。この場合、淡泊な付き合いにとどめること。議論して人間関係が壊れないようにしましょう。夜しっかり眠れるように昼間に体を動かし、起床・就寝時刻を一定にすることも重要です」

 体が弱っても交通費がなくても、コミュニケーション相手を見つけられるネットは自殺防止には有効かもしれない。

「ただ、その匿名性故にトラブルも多い。ネットはリアルな人間関係に劣ることを承知の上で、うまく使うといいでしょう」

 米国の自殺名所とされるゴールデンゲートブリッジから飛び降りる男性には特徴があるという。

 最後の瞬間まで握りしめた携帯電話に何度となく目をやり、太平洋側でなく、にぎやかな街側に向かってダイブするのだそうだ。

 人はギリギリまで人を求める。話し相手がいれば生きられる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」