健康食として知られる納豆 ねばねばのアレルギーに要注意
食べ物のアレルギーと言うと、卵や小麦、そばなどが知られています。大豆も、アレルギーの多い食品のひとつです。
大豆アレルギーの場合、大豆そのものを食べて問題がなく、血液や皮膚の検査でも反応がなければ、普通は大豆を原料とする食品や加工品も、安全であると考えます。
納豆は大豆を原料とした発酵食品です。理屈から言えば、大豆を食べて問題がなければ、納豆も問題はないと思えます。ところが、大豆は食べても大丈夫なのに、納豆を食べた時だけ起こるアレルギーのあることが、最近になって報告されています。
通常、重症のアレルギーであるアナフィラキシーは、食物アレルギーの場合には、その原因食品を食べて30分以内に起こります。
ところが、納豆アレルギーは納豆を食べてから5~13時間という、非常に長い時間をおいて症状が出るのです。たとえば夕食で納豆を食べても、症状が出るのが翌朝ということもあるのですから、本人も納豆でアレルギーになった、という自覚がないことが多いのです。