代理出産の最新事情 日本は養子縁組が必要で1回700万円以上

公開日: 更新日:

「代理出産」とは、お子さんを望む夫婦の受精卵(胚)を第三者の女性(代理母)の子宮に移植し、妊娠・出産を試みることをいう。

 一般に、女性の子宮に問題があって、自らの子宮で妊娠・出産ができない場合に検討される先端不妊治療。いわゆる「借り腹」や「ホストマザー」と呼ばれる方法だ。

 国内では法的規制はないものの、厚労省や日本産科婦人科学会の見解では認めていない。希望者は「卵子提供」と同様に、民間業者を介して海外の医療機関で受けることになる。代理出産を試みる日本人は年間100組弱いるとされている。

 日本人向け卵子提供・代理出産の業界最大手のエージェンシー「メディブリッジ」(東京・品川)のスタッフが言う。

「アメリカなどで例外はありますが、誰もが受けられるわけではありません。適応には厳しい基準があり、ロキタンスキー症候群など先天的な子宮欠損や機能不全の場合、がんなどの病気で子宮摘出、原因や治療法が見つからない習慣性流産など、本当に必要な人に限られます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中丸雄一の密会騒動“体の関係ナシ”で謹慎?アダとなった“旧ジャニーズ随一”お茶の間好感度の高さ

  2. 2

    来年引退決断の柔道ウルフ・アロン「『心残りはある』って言ってしまったんですけど、『やっぱりねえな』と(笑)」

  3. 3

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  4. 4

    「建築界のノーベル賞」受賞の権威が大阪万博をバッサリ!“350億円リング”「犯罪だと思う」

  5. 5

    寛解直前で数値が上昇…タレントの山本量子さん語るがんとの闘い

  1. 6

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  2. 7

    「海のはじまり」は地に落ちたフジ月9の象徴か…TVコラムニストが薦める意外な視聴者層

  3. 8

    高野連を直撃「甲子園でリクエスト制度なぜ導入されず?」

  4. 9

    大阪万博はうっすらウンコ臭い? “腐った卵”硫化水素が流出も「対策これから」の体たらく

  5. 10

    これも防災対策のひとつ? 「ソーラー充電器」は買っても秘密にしておけ