重要なのは発症2日目 インフル重症化「命を左右する」対応
「混合感染で一番怖いのは、肺炎球菌です。高齢者は、5年に1回、肺炎球菌ワクチンを接種しておくといいでしょう」
それでも、ちょっとした対応のまずさが、命を左右することがある。重要なのは、インフル発症2日目だという。
「一般に治療でインフルエンザの熱が下がって再び上昇するのは、インフルエンザから2次的に肺炎を起こしたときの典型的な症状。それが発症2日目です。すぐに受診してください」
インフルによる肺炎で命を落とすのは、乳幼児と高齢者で6割。子供や親の解熱が進むと、ホッとするだろうが、気が緩んだ瞬間、上がり始めたら、「少し様子を見てみよう」ではダメなのだ。インフル社員に出社を強要するブラック企業は論外だが、重症化を防ぐ知恵はしっかりと頭に入れておこう。