ベテラン皮膚科医もお手上げ? 水虫は見た目で分からない

公開日: 更新日:

 水虫の季節。水虫を何度も繰り返している人は、今年こそ気合を入れて治療に取り組んではどうか? 埼玉医科大学皮膚科教授の常深祐一郎医師に話を聞いた。

■なかなか治らないのは誤診も一因

 水虫がなかなか治らない理由は、ひとつは薬をきちんと塗れていないこと。足の指の間や足裏の水虫は市販薬でも十分に治すことができる。

 しかし、それは患部全体に正しく塗ることが大前提だ。たいていの人は、皮がむけている部分、ジュクジュクしている部分、かゆい部分だけに塗るが、それでは塗る範囲が狭い。

感染症である水虫は、ある程度良くなればいいというものではない。白癬菌が残っていれば、再発します」

 もうひとつの理由は、爪にできる水虫、爪白癬を見逃していることだ。足の水虫は有名である上、分かりやすい症状があるので治療に結びつきやすいが、爪白癬は爪が白く濁るという症状なので放置されがち。「年のせい」「昔のケガのあと」だと思っている人もいる。


「爪白癬は初期であれば爪白癬用の塗り薬でも治療できますが、多くは飲み薬でないと完治しない。しかし、飲み薬の治療を受けていない人が珍しくありません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 2
    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

    小池都知事が“アキバ降臨”も演説ドッチラケ…若者文化アピールに「うそつき!」とヤジ飛ぶ

  3. 3
    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

    ソフトB山川穂高 数字では測れない「4番の価値」…打てない時期もチームの躍進に大貢献

  4. 4
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  1. 6
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  2. 7
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  3. 8
    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

    巨人・桑田真澄二軍監督が「1人4役」大忙し…坂本勇人を感激させた“斬新アドバイス”の中身

  4. 9
    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10
    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題