心筋梗塞に対する再生医療の一時中止から見える日本の課題
日本は医療先進国ですが、臓器移植のハードルが高いことなどから再生医療を必要とする患者さんが多くいます。いわば先進国と後進国の中間の立場に位置していて、再生医療のキャスチングボートを握っているといえます。
だからこそ、再生医療を研究するしっかりした組織をつくり、患者数が多いアジア諸国に出向いて治療を行い、その中で得た知見を日本に持ち帰ってバージョンアップしていく。そうした考え方で再生医療の研究を進めていくのが発展への近道かもしれません。