冷房以外に原因が 喉のイガイガは薬でダメなら胃カメラを

公開日: 更新日:

 薬で胃酸の分泌を抑えると改善しますが、食べ過ぎ、特に食べてすぐ寝るような生活習慣の改善が欠かせません。

 もうひとつは、アレルギーです。例えば、ハウスダストやダニ、花粉などのアレルギーで喉がイガイガすることがあり、食物アレルギーのケースもあります。卵や牛乳のほか、パイナップルやキウイなどでイガイガしたことがある人は、アレルギーかもしれません。

 アレルギーによるイガイガが疑われるときは、血液検査や皮膚検査を。それでアレルギーのもとであるアレルゲンを探ります。

 最後は、ストレスや神経性の可能性です。暑さや睡眠不足、仕事の疲れなどでストレスをためると、自律神経が少しずつ乱れてきます。それで、消化器系の動きが悪くなると、胃もたれや膨満感などとともに喉のつかえが生じ、ひいてはイガイガ感に。神経性胃炎によるイガイガ感も同様の理由です。

 ありふれた症状でも、胃食道逆流症を放置すると、最悪の場合、食道に穴が開くことがあり、アレルギー発作は命を左右します。放置してはいけません。

(梅田悦生・赤坂山王クリニック院長)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動