糖尿病で右足切断の谷津嘉章さん「長州力の一言で発奮」

公開日: 更新日:

「ちゃんと眠れたな」と満足できるまでに2週間、痛みがなくなるまでは1カ月ぐらいかかりました。ただ、今もまだ切ったところの断端を触るとピリピリしたり、幻視があります。プロレスラーはよく「体の痛みより心の痛みのほうがつらい」と言うけど、いやどうして、体の痛みもハンパないですよ。

 自分が足を切った翌日の26日、ライバルだった長州力が引退試合をやったんです。試合後に奥さんを抱擁して「(奥さんには)一番勝てなかった」って言ったとか。こっちは独身だから羨ましいのもあって、「なんだこのヤロウ」と思いましたね(笑い)。でも、「羨ましがってる場合じゃない」と発奮するきっかけにもなりました。こうなってしまったからには、運命だと受け入れるしかない。オレはオレの人生を行きますよ。

 JOC会長の山下泰裕さんや元首相の森喜朗さんが、「日本がボイコットした1980年のモスクワ五輪の幻の代表選手の中から、来年の東京五輪の聖火ランナーを出そうと検討している」というニュースを見ました。自分もその幻の代表選手だから、ぜひ聖火ランナーをやってみたい。義足でもできるところを見てもらいたいですね。 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース