糖尿病で右足切断の谷津嘉章さん「長州力の一言で発奮」

公開日: 更新日:

手術前夜はため息を何百回ついたかわからない

 ドクターが思うより菌が回るのが早かったんでしょうね。最初は「指1本落とすかも」と言われていたのが、24日の午後に入院したら、「明日の午前中に切りましょう」と宣告されました。「えー!!」ですよ。イヤも何も、「進行が早いから、早く切らないと膝上や腿まで切ることになりますよ」と言われたら、「わかりました」と言うしかありません。

 とはいえ、手術まで十数時間しかない。その晩は眠れませんでしたね。ひと晩中、ため息を何百回ついたかわからない。「手術は痛いのかな」「片足になった自分の姿を見たくないな」「この先、どうなっちゃうのか」と不安でいっぱいでした。

 手術は下半身麻酔で行いました。目隠しはされたけど、ウィ~ンという音は聞こえるし、振動はくるし……まるで大工仕事のようでした。2時間の予定が3時間40分かかったのは筋肉も骨も太くて切断するのが大変だったからだと聞きました。

 手術の1時間半後には麻酔が切れたんですが、これがもう痛いなんてもんじゃない。看護師さんが痛み止めを持ってきてくれるだろうと夜中までガマンしてたら、2回ぐらい気を失いました。エンドルフィンが出たのか、一瞬モワーッと感じたりもしましたね。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」