「STAY HOME」で酒量が心配…アルコール依存症を防ぐには
「新型コロナに感染する前に、アルコール依存症になりそうだ」
真顔で話すのは、埼玉県在住の40代独身、ひとり暮らしの大介さん(仮名)。酒が好きで、毎晩のように行きつけの飲み屋に出掛け、常連客たちと賑やかに飲んでいた。
しかし3月中ば以降、外出自粛とリモートワークで食料品や日用品の買い物以外は外出しなくなり、家で過ごす時間が激増した。仕事が終わった後はテレビを見ながら、あり合わせのつまみで缶ビールと缶チューハイを飲む。ひとりで黙々と飲んでいるので、杯が進み、朝、ソファで寝落ちしていることも珍しくない。紙パック入りの焼酎をまとめ買いして飲むようにしたら、より杯が増えた。
「平日は仕事があるからまだ少しは抑制が効く。しかし土日はやることがなく、昼からダラダラ飲んでしまい、夜寝るまで止まらない。オンライン飲み会もやってみた。久しぶりに人と話せて楽しかったが、酒量が増える点は変わらなかった」(大介さん)
ゴミの日は1週間に2回。1回のゴミの日に、1800ミリリットル入りの焼酎の紙パックが3つ出た時は、思わずアルコール依存症のチェックリストをネットで探してしまった。