腫瘍サイズが4センチ以下なら、腎臓の全摘ではなく、腫瘍のみの部分切除ができます。さらに切らずに済む定位放射線治療も保険適用です。いずれも、老廃物や余分な水分の排泄、イオンバランスの調節といった腎臓の機能を守ることができ、偶発がんで見つけるメリットは大きい。
もちろん、監視療法にも転移や高カルシウム血症などのリスクがありますから、十分な注意が必要です。それでも早期発見のメリットは計り知れません。
腎臓がんは50~60代の男性に多く、女性の2倍。喫煙と肥満がリスクですから、当てはまる人はしっかりと腹部エコー検査を受けることです。