定年を越えて働きたいなら40代から「補聴器」を勉強すべき

公開日: 更新日:

■放置すると認知症リスクが高まる

 日本人はあまりイメージがないかもしれないが、米国では働く人の補聴器は当たり前だ。それは、米国で雇用の基礎となる法律として「雇用機会均等法(EEO)」があり、人種、肌の色、宗教、性別、国籍、身体障害、遺伝情報と並んで年齢が差別の対象とされているからだ。求人する際、雇用する側に「年齢」を条件とすることは差別とする。その代わりに、雇われる側は年配者といえども若い人と同様の能力を求められる。そうでなければ職にありつけない。

「ですから、米国では若くから補聴器をつける人が多い。1993年に第42代米国大統領に就任したビル・クリントン氏も51歳から補聴器を装着していました」

 とはいえ、補聴器なんて格好が悪い、それこそ若い人から職場で差別されるのではないか、と思う人もいるかもしれない。しかし、重要な商談や会議で聞き間違えて誤った判断をすれば会社に損害を与えるばかりか、あなたのせっかくのキャリアが台無しになるかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差