20代でも「五十肩」になることはあるのでしょうか?

公開日: 更新日:

 五十肩は、「肩関節周囲炎」と呼ばれる疾患で、中高年、とくに50歳代に多くみられ、ケガなどの要因がなく肩の痛みが発症します。40歳代、60歳代前半で発症する場合もあります。中にはケガをして肩関節の動きが悪くなり、2次的な症状として20歳代で発症するケースもあります。 

 五十肩の原因は、肩関節を作っている肩甲骨、骨や軟骨、靱帯や腱板などが衰えてくることで、肩関節の周囲の組織に炎症が起きるためと考えられています。全人口の5%程度が発症するとみられ、女性の割合が多い。若いころから運動不足で肩甲骨回りの肩が硬かったり、糖尿病、甲状腺疾患、代謝性疾患の罹患歴のある方が悩まされるケースも少なくありません。

「肩関節周囲炎」は発症後、1年から数年で自然に緩和されることがほとんどです。ただ、痛みが強くて我慢できない場合は、治療を選択します。発症から慢性の経過をたどる経緯に3つの期間があり、それぞれの病期に合わせて治療します。

 初期の「炎症期」には、夜中にズキズキ痛んで目が覚めてしまったり、運動時に限らず安静時も痛みを感じます。この時期は無理に動かさずに整形外科を受診し、状況に応じて炎症を抑える注射などで対処します。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    小室佳代さんは眞子さんを「配偶者」と呼び、秋篠宮さまは圭さんを「夫の方」と呼ばれ…自伝本が深めたミゾ

  2. 2

    松坂桃李「御上先生」は連ドラの“勝ちパターン”を外してしまった? 1ケタ陥落で疑われる《失速と中だるみ》

  3. 3

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 4

    “選挙のプロ”立花孝志まさかの凡ミス赤っ恥…第一声「神戸→船橋」急きょ変更のお粗末

  5. 5

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  1. 6

    小室圭さん母・佳代さん まさかの「自伝本」出版に宮内庁が困惑…“魂の訴え”で秋篠宮家にまた逆風か

  2. 7

    三田寛子はアイドルから“梨園の妻の鑑”に華麗なる転身も…夫の不倫癖で扇千景さんの境地になれない

  3. 8

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 異例の「マイナー相手に実戦登板」で見えた首脳陣の痛恨トラウマ

  5. 10

    なぜオリ山岡泰輔だけが名前を晒されたのか…SNSでは「不公平」「一律公表すべき」の声