著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

自分用マジックフレーズを用意して“やる気”を生み出す

公開日: 更新日:

 なかなかやる気にならない、あと一歩が踏み出せない--。結局、ダラダラしてしまって、思うように物事が進まない。そういう方は少なくないと思います。

 興味深いもので、「やる気が出ない」「面倒だ」などと口に出したり考えたりすると、「自己成就予言」といって、意識的あるいは無意識にその通りに物事が進んでしまうことが研究で明らかになっています。つまり、「やる気になれない」と口にすると、後回しになりがちになるのです。

 私の座右の銘のひとつに、「あとでやろうはバカヤロウ」という言葉があります。今やらなければずるずると先延ばしになり、結局やらないまま。ですから、一にも二にも動き出す。これが肝心なのです。

 こう説明すると、「それができないから困っている」と反論される方が多いのですが、ちょっと思い出してほしいんですね。作業を始めるにしても、家事を始めるにしても、「面倒くさいなぁ」などと思って、スマホを操作したり、テレビや動画を見ていたりしないでしょうか? 

 私の場合は、そう思う前に「あとでやろうはバカヤロウ」と思うようにしています。良い方向に導くための“自分だけのマジックフレーズ”を用意し、意識のチャンネルを自動的に切り替えるようにしているのです。

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