AIを活用したシステム「AI-PHARMA」が最適なクスリ情報を提供 導入施設が増加中

公開日: 更新日:

 近年、医療の分野でもAI(人工知能)を活用したシステムが続々と登場している。画像やデータの診断サポート、身体情報のモニタリング、投薬や手術といった治療に応用するシステムの開発も進んでいる。そんな中、自然言語処理AIを活用した医薬品情報管理システム「AI-PHARMA(アイファルマ)」を導入する医療機関や薬局が着実に増えている。開発を主導した岡山大学病院・薬剤部・人工知能応用メディカルイノベーション創造部門教授の神崎浩孝氏に詳しく聞いた。

「薬剤師は、医師や看護師、同僚の薬剤師からクスリに関する質問が頻繁に寄せられます。その際、状況に応じて迅速に最適な回答が求められるのですが、医薬品情報は膨大で、問い合わせがあったクスリについて調べ、確認する作業が必要になってきます。ただ、クスリには一般名(成分名)と製品名(商品名)があるうえに現場での呼び方がいくつもあり、さらに、クスリの使用法についての言い回しや表現も人によってさまざまです。そのため、パソコンで医薬品のデータベースを検索する際に的確な単語を組み合わせることに苦労して、目的の情報になかなかたどりつけないケースがありました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係