AIを活用したシステム「AI-PHARMA」が最適なクスリ情報を提供 導入施設が増加中

公開日: 更新日:

 アイファルマは、そうした作業を効率化するためのシステムとして、岡山大学病院薬剤部と木村情報技術の協力で開発された。

 同病院で蓄積してきた約8000件に上る「医薬品Q&A」を最新の情報にアップデートして整理したものや、ほかの施設が公開している医薬品情報や事例などをAIに学習させ、パソコンやタブレットなどの端末からインターネットでアイファルマの横断検索ページにアクセスして質問を打ち込むと、最適な回答が提供される。

「アイファルマには、いくつもあるクスリの呼称や、臨床現場で使われている同じ意味の表現を同義語として学習させています。ですから、正確なキーワードでなくても、システムが自然言語(文章)を認識して意図を読み取り、医師からの言葉をそのまま入力しても迅速に最適な回答を探し出してくれます。また、関連度の高い回答を提示することもできます」

■施設ごとに申し込み無料で利用できる

 このような情報を蓄積し、検索によって引き出せるといった機能に加え、2022年になってからさらにアップデートが重ねられている。医療現場で生じた疑問や質問を投げかけると、登録している多くの医療者メンバーが回答を寄せることができる「掲示板機能」や、アイファルマ上で登録している所属グループ内やそれ以外のコミュニティーに業務連絡や情報を発信できる「一括お知らせ機能」などが追加された。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」