カテーテルを行う外科医は確実に合併症なく改善できる治療を続けることが大切
また、そうした外科医が“ハイエナ”だと悪く言われないようにするためには、より安全確実に合併症なく病状を改善できる着地点に早くたどりつける治療を実施し続けることです。なるべく早い段階で治療に着手して、トラブルが起こらないようにしていく。そのためには、これまでのさまざまな大規模研究の結果、エビデンス(科学的根拠)に基づいた治療がより大事になってきます。日頃から新たなエビデンスをアップデートして、何よりも患者さんにとって少しでも有益な治療を追求することが大切です。
外科医と内科医がこれまでの縄張り争いのような垣根を取り払って連携し、患者さんにとってよりよい治療が行われる環境がさらに整っていくことを期待しています。
■本コラム書籍化第2弾「若さは心臓から築く」(講談社ビーシー)発売中