男と女…同じことについて話しているのに反応が異なるワケ
男性と女性では、同じことについて話しているにもかかわらず、まったく異なる反応を示すことが珍しくありません。
たとえば、「最近行ったおいしかったお店」の話をすると仮定しましょう。この話題を女性2人が話すと、「そうそう! あそこおいしいよね。分かる~」という具合に共感し合うケースが多いと思います。
これが男性2人になると、「たしかに。でも、あっちのほうがうまい。だって……」と競い合うような会話に発展していく──。
このように、同じテーマなのに男性と女性では反応が異なるから不思議です。
一般的に、女性の方が共感し合う脳機能が発達しているといわれているのですが、米ハーバード大学の研究(2014年)によると、「男性は自分と異なる能力の人と、女性は自分に似た能力の人と交流する」というデータが明らかになっています。
実験では全米の大学教授を一堂に会して交流会の場を設けてみたそうです。すると、男性教授は年齢も立場もまったく異なるグループを形成し、女性は年齢や同じ専門分野のグループと話す機会が多かったといいます。