どんな体型も容認する「ボディ・ポジティブ」は肥満の奨励ではない
そんな中、「ボディ・ポジティブ」は、太っていても痩せていても体型を他人と比べるのではなく、自分そのものを愛し大切にするセルフラブであり、健康でいるためのセルフケアの一貫でもあるのです。
もう1つ「ボディ・ポジティブ」は若いZ世代の多様化とも繋がっています。彼らの半分は非白人で、さまざまな人種のルーツを持ち体型も体格もばらばら。そんな彼らは、サイズの種類が少なかったり、激痩せモデルだけを広告に使うブランドを支持しません。どんな体型でもサイズでもインクルーシブに扱われ、すべての人が「受け入れられている」と感じる「ボディ・ポジティブ社会」であることが、とても重要だからです。
日本でもここ数年ダイバーシティが叫ばれていますが、服のサイズに関してはまだまだのようです。結果的にある一定のサイズ内に皆をはめ込むことになってしまっているし、自分に合ったサイズがない人が置いていかれているのも、ちょっと残念です。